2017夏パンフの渋谷すばるがズルい

自分には何かなくちゃいけないってみんな思いがちだし、なかったら自分には価値がないって思いがちやけど、そんなことないんだって、ファンのみんなに伝えたかったんです。投げやりな生き方はしないで、なんにもなくていいから一生懸命生きようぜって。あきらめない、何かのきっかけになってくれればいいなって思います。僕自身が一時期そんな感じで、人生をあきらめきってたときがあったから、余計にね、そうじゃないぜって伝えたくなったというか、今の関ジャニ∞だったら伝えてもいいんじゃないかって思ったんだよね。

 

 7月22日、京セラドームで4年ぶりに渋谷すばるが歌う姿を見たとき「変わったなあ」と感慨深い気持ちになった。でも、それにしても、パンフレットのすばるくんのお言葉を見た瞬間わたしの心を席巻したのはいつの間にすばるくんこんなこと言えるようになったの!?!?!?!?という思い。もちろん良い意味でね。

 

すばるくんが諦め切った目をしていた時期を映像や先輩エイターさんの言葉、渋谷語録のバックナンバーを通してだけど知っている。4年前の関ジャニズムの公演のときにも、彼はその時期をまだ引きずっていたとも思う。すばるが暗い声で世の中のことを拒否して自分の殻にこもりながら歌っていた時期があったことを知っていて、そのうえで戦うように命を削るように力を振り絞って歌っていた姿を目にしていた。だからこそ、アイドルであることを良くも悪くも大切にしなかった彼がこの文章を「やっぱり僕らはアイドルなんですよ」と題してこんな文章を書くことを、本当にズルイと思ってしまった。


彼は自分で暗い部屋から出て、傷だらけになりながら戦って、自分なりの答えを見つけたのだろう。すばるくん、本当に強くなったんだね。わたしの知っていたすばると今のすばるとのギャップがすごくて、嬉しいと悔しいがないまぜになって泣いたよお姉さん。

 

いつまでも彼らは同じところで止まってはくれない。そのことを無残にも突き付けられたようで、彼らはわたしの知らないところ(わたしがエイトを離れていたここ2年)で前に進んでいただけなのに理不尽に裏切られた気分になった。それでも、その進んだ先からエイターに出戻った私にさえ彼らは語りかけてくれるから、たまらなく愛おしい気持ちも湧いてくる。でもやっぱりエイトの、渋谷すばるの変化をこの目で見られなかったことは本当に悔しい。だから、もう2度と彼らから目を離さないでおこう。彼らの変化を一瞬でも見逃したくない。彼らの成長をリアルタイムで一緒に感じたい。これから先ずっと彼らがアイドルであることを辞めるまでeighterでいると決意した2017年の夏でした。